• ホーム
  • 玉葱エチレン貯蔵庫完成

トピックス

玉葱エチレン貯蔵庫完成

2017.3.29

富良野市南扇山に建設していた玉葱エチレン貯蔵庫・一次貯蔵庫がこのほど完成し、3月21日より運用が開始されました。エチレン貯蔵とは、倉庫内にエチレンガスを供給し濃度調整することにより、エチレンの生理作用を利用し作物の萌芽・発根を抑えて、より長期間にわたり高品質を維持する貯蔵方法です。全国的には馬鈴しょでは実績がありますが、玉ねぎでは極めて珍しい取組です。エチレン貯蔵庫は約3,700トンの貯蔵能力があり、一次貯蔵庫は約2,600トンを一次貯蔵することができます。

現在は選果後の正品の貯蔵庫として冷蔵運転を行っており、エチレンガスを使っての長期貯蔵は平成29年産玉ねぎからとなります。既存の冷蔵庫群とCA貯蔵庫に加え、エチレン貯蔵庫を組合わせることにより、北海道産玉ねぎの終盤にあたる4月以降の出荷能力が向上しました。近年高まっている4月以降の北海道産玉ねぎの出荷ニーズに対応し、より長期間JAふらの産玉ねぎを全国の消費地へ向けて販売していく考えです。

エチレン貯蔵庫外観

エチレン貯蔵庫内部